自己紹介
こんにちは。
私は公立中学校で数学科の教諭をしていた松下といいます。出産のために退職し、今は子育てをしながらオンライン家庭教師やwebサイト制作をしています。
思い返すと、私の教員生活は初めてのことに追われ続ける日々でした。学級開き、保護者会、未経験部活動の顧問、定期テストや学級だより作りなど、教育学部を卒業したはずなのにわからないことばかり。
やることが次から次へと追いかけてくるし、やりたいこともたくさんある状態。目の前のことをこなすことに精一杯で、ちょっと立ち止まって「これは何のためにやるのかな?」と考えたり、別のやり方を学んだりする時間がほとんどありませんでした。
7時から23時ごろまで学校で過ごすのが当たり前な日々を過ごしていたので、このままでは子育てどころか家事もできないと思い、結婚した翌年度末に退職しました。
退職しても、ふと考えるのは教育に関することばかり。多忙ゆえに退職してしまいましたが、やはり子どもに教えること、育てること、一緒にすごすことが好きなんです。
でも、教員の頃とは考え方が変わりました。時間があるので一つのことをじっくり客観的に考えられるし、書籍やYouTube動画などから情報を得た上で自分の考えを深めることもできます。
教員の頃は「こうしなきゃ!」「どうしたらいいかわからない」「みんなどうやっているんだろう?」と思っていたことが、自分なりの考えを根拠とともにもてるようになったと思います。
このサイトの記事は、若手教員だった頃の私を脳裏にちらつかせながら全て私が書いています。あの頃の私がほしかった情報や、あの頃の自分に教えてあげたいこと、保護者の立場になって学習参観や懇談会に参加して思うこと。若手教員が「こんな時、どうすれば?」と思ったときにヒントになったら嬉しいです。
教育って、絶対的な答えがないことの方が多いと思っています。(だから悩むし、みんなやり方が違うんですよね。)なので、「若手教員の時にたくさん悩んで、退職してじっくり考える時間ができた人が思っていることをチラ見しよう」という感じでこのサイトを読んでいただければと思います。
経歴
大学
地元の国立大学教育学部を卒業しました。子どもの頃から保健室の先生になりたいと思っていて、養護教諭課程に所属していました。養護教諭の教採は(実は)競争率が高いので、副専攻で数学科と保健科の教員免許を取得しました。(数学は特に得意だったわけではないので、泣くほど大変でした。笑)
アルバイトはいろいろやっていましたが、4年間続けたのは個人指導塾の講師です。数学、英語、生物、中受算数、小論文などを担当しました。教えることも生徒と話すことも楽しくて、大学卒業直前まで続けました。
教員
大学4年生のときに受けた教員採用試験(養護教諭)は2次試験で不合格。講師登録をして、大学卒業後の4月から中学校の数学科の講師になりました。
講師1年目の夏は、養護教諭ではなく数学科の教員採用試験を受験。養護教諭にも憧れるけど、講師をしていくうちに集団授業をする楽しさを知り、学級担任になりたいと思うようになっていたからです。
無事合格し、次の年からは隣の市の教諭になりました。初任で学級担任と未経験の部活動主顧問を任され、嬉しいやら、不安やら。ほんと、悩むひまもないくらい忙しい日々でした。(いや、心配性なので睡眠時間を削って悩んでいたというのが本当のところ。笑)
経験した主な分掌は、
・学級担任(1〜3年生)、副担任(1年生)
・教科担任(数学科)
・特別支援学級教科担任(数学科)
・不登校学級教科担任(数学科)
・部活動主顧問、副顧問
・道徳担当
・生徒指導部、学習指導部
・保健委員会、放送委員会、給食委員会
・市内部活動顧問会幹部
・・・などです。
資格
教員免許
・養護教諭一種
・中学校一種(数学、保健)
・高等学校一種(数学、保健)
教員経験は中学校数学科ですが、大学生の頃に主に学んでいたのは養護教諭です。生徒の心や体の健康を大切に学級経営をしようとしていたのは、私の個性であり強みだと思います。
担当したどの学級もほんわかと穏やかで、不登校ゼロ(前年度不登校だった生徒も2人いましたが、どちらも登校できるようになって学級委員に立候補するくらい元気になりました)。まあ、勉強も行事も目立つ成果はないけど笑、居心地が良いと思えるような学級経営ができたかなと思っています。
その他
・色彩検定2級
・FP2級
・簿記3級
・英検
・ドイツ語検定
新しいことを学ぶことが好きです。ただ、目標がないと「しっかり学んだぞ!」と思える前に飽きてしまうので笑、資格試験を受けることでモチベーションを上げています。
資格試験はうけていないけど、デザインについても好きでよく書籍を買って勉強しています。教育とデザインをかけあわせたら、生徒や保護者への伝わり方がアップすると思うのですが、教員ってデザインを学ぶ余裕なんてないと思うんです。だから、私が学んだことを「教育の現場ではこう活用できるぞ!」とこのサイトで紹介できたらいいなあなんて思っています。
ポリシー
このサイトでは、私が若手教員だった頃に知りたかった情報や、保護者という立場になった今だからこそ気づいた学校教育に対する考えなどを綴ります。
学校現場ですぐに活用できるように、簡潔で具体的な記事づくりを心がけています。
教育に絶対的な正解はありません。「こんな考え方の教員もいたんだな」と参考にしていただけたらと思います。